「療育」と聞くと、子どものための支援というイメージを持つ方が多いかもしれません。
しかし実際には、支援を必要としているのは子どもだけではありません。

子どもの成長を支える保護者、ご家族、そして大人になっても社会生活に困難を抱え続ける当事者など、多くの方がさまざまな悩みを抱えています。

そんな現実を、優しく、そして丁寧に描いた作品が『エスプレッソ・コーラ ~児童発達支援ももの木スクール~』です。
児童発達支援の現場経験を持つ原作者による作品であり、療育の現場だけでなく、家族が抱える葛藤や支援者の思いまでリアルに描かれています。

『エスプレッソ・コーラ』は療育の「現場」を知ることができる漫画

『エスプレッソコーラ 児童発達支援ももの木スクール』第一巻

本作の舞台は児童発達支援事業所「ももの木スクール」。
主人公は新人保育士として療育の現場に飛び込み、発達障害や遺伝子疾患など、それぞれ異なる特性を持つ子どもたちと向き合いながら成長していきます。

もちろん、子どもたちの可愛らしい姿や成長も描かれていますが、この作品の魅力はそれだけではありません。

  • 思うように子育てができず自分を責める保護者
  • 周囲に理解されず孤立してしまう家族
  • 一人ひとりに最適な支援を模索する支援者

こうした「支える側」の苦しみや悩みにも丁寧にスポットが当てられているため、療育の現場を知らない方でも深く考えさせられる内容になっています。

「困っているのは子どもだけ」ではない

児童発達支援では、お子さんへの支援はもちろんですが、ご家族への支援も非常に重要です。

「自分の子どもなのに、どう接したらいいかわからない」
「自分が年老いたり、亡くなったあとの将来が不安で眠れない」
「学校関係者やほかの保護者など、周囲から理解されず孤立している」

そんな思いを抱えている保護者は少なくありません。
また、発達特性のあるお子さんが成長して成人したあとも、

  • 就職が出来ない、あるいは長続きしない
  • 人間関係で何度もつまずく
  • 家に引きこもりがちになる
  • 誰にも相談できず、ご家族だけで抱え込んでしまう

といったケースも珍しくありません。
年齢が18歳を超えたからといって、ある日突然生きづらさがなくなるわけではないのです。

成人後も利用できる支援があります

「子どもの頃に療育を受けていたけれど、その後どうしたらいいかわからない」
「大人になってから支援につながる場所が見つからない」

そんな悩みを抱えている方もいらっしゃいます。

精神疾患や発達障害、対人関係への不安などから生活に困りごとがある場合には、精神科訪問看護や自立訓練(生活訓練)などの医療・福祉サービスを利用できる可能性があります。

精神科訪問看護では、ご自宅へ看護師などが訪問し、

  • 生活リズムのサポート
  • 服薬管理
  • 心身の健康相談
  • ご家族への助言
  • 医療・福祉機関との連携

などを行い、「地域で安心して暮らす」ことを支えていきます。
また、自立訓練では生活スキルやコミュニケーション、就労へ向けた準備などを、一人ひとりのペースに合わせて進めることができます。

「何から始めればいいかわからない」という段階でも、相談から始められることが大切です。

一人で抱え込まず、まずは相談という選択を

『エスプレッソ・コーラ』は、療育の現場を描いた漫画でありながら、「支援につながることの大切さ」を教えてくれる作品でもあります。

子どもの支援だけではなく、ご家族の不安や、大人になってからも続く生きづらさにも目を向けることで、「相談してもいいんだ」と思えるきっかけになるかもしれません。

困りごとは人それぞれです。

「こんなことで相談していいのかな」と思うような内容でも、一人で抱え込まず、支援機関へ相談することで状況が少しずつ変わっていくこともあります。

ご家族のお悩みや成人後の生きづらさも、ほっとナビへご相談ください

お子さまの療育に関するご相談はもちろん、成人後も社会生活になじめず悩んでいるご本人や、そのご家族からのご相談も、ほっとナビではお受けしています。

精神科訪問看護では、ご本人だけでなく、ご家族のお気持ちにも寄り添いながら支援を行っています。
また、大阪市天王寺区周辺にお住まいの方であれば、自立訓練(生活訓練)のご利用についてもご案内可能です。

「今の状況でも利用できるのかな?」
「まずは話だけ聞いてみたい」

そんな段階でも構いません。お気軽にご相談ください。
その第一歩から、ほっとナビは共に伴走いたします。

支援に関するご相談、サービス内容について詳しく知りたい方は、下記の公式サイトをご覧ください。

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